■アーティストを目指しているのであれば・・・
■アーティストを目指しているのであれば・・・
もしもあなたがアーティストを目指しているのなら、自分の人間性や個性等も同時に磨いていかなければいけないと思います。
「先生の私とそっくりな画風になる!」と言って教える先生もいらっしゃいますが、アーティストと自ら言っていてその言い方はちょっとないんじゃないの?と私は思っております。
同じとかそっくりだけではアート作品とはならないと思うし、アーティストとしても人から認められないと思うのです。
模写から絵の事を学んでいくこと、写真のように絵を描いてみることを推進しているのは私のエアーブラシ教室でも同じなのですが、私の絵とそっくりになるから私の絵を目指しなさい!と言うことは私の場合は決して言えません。なぜなら、それはコピーをした模写にしか過ぎないと思うからです。
アートとはなんぞや?と聞かれてもなかなか上手く答えられないまだ未熟な私なのですが、元絵や元写真からトレースを施して模写をする人がアーティスト? 自分の絵とそっくりの絵を描ける人を増やしていくことがアーティストのやること? アーティストとしてアートを人に教えていくのならばそれぞれの個人の個性を伸ばしていくべきではないのか?と単純に私は思うのです。
絵は奥深いものであって、単純なものではない!と私はエアーブラシをやっていくことで段々と思うようになってきました。
最初はエアーブラシで写真のようにリアルに絵を描けたらなぁと思っていただけなのですが、綺麗なだけ、写真のようなだけではダメだ!と段々と思うようになっていきました。
絵に対する考え方も段々と変わり成長していくと思うのですが、
私が描きたい絵、みなさんにも描いていってほしい絵は ”心ある絵”です。
単に綺麗とか写真の様な絵ではなく、ビジネス重視の稼ぐことを目的とした絵でもなく、社会を良くしたり、人間性を高めたり、病気の人を助けたり出来る絵です。
願いや希望、伝えたい気持ちが込められたパワーのある絵を描いていくことに挑戦していこうと思っています。出来れば皆さんにもそのような絵を描いていってほしいと思っております。
”心ある絵” ・・・ 良いと思いませんか?
絵を描くことも人間的にもまだまだ未熟な私ではありますが、エアーブラシと関わってきたことでいろんなことを考えれるようになってきました。
私の絵を目指しなさい!等と先生面をしていくのではなくて、皆と共に勉強し合い、共に協力し合いながら、絵を描くことやアートしていくこと、家族や仲間のこと、仕事のこと、人生のこと、他にもいろいろと考えていこう!と私はエアーブラシをやってきたおかげで思えるようになってきました。
アートや絵に対しての考えの変化のしかたは誰もがほぼ一緒ではないか?と私は今考えているのですが、個人それぞれの環境の違いや経験の違い、その時々で異なっているだけで、本当は誰もが皆の幸せを願っているのだと思うし、まわりに訴えたいことや伝えたいことを自然に絵にしていることと思います。
このページを読んでくれている皆さんには、
単に 綺麗!写真のようだ! どうやって描いているんだ? と絵を見ていくのではなくて、この人はこの絵で何を伝えたいのだろう?何をしたいのだろう?と考えながら絵を鑑賞することもおすすめしたいと思います。