シンナー
これは人体にも環境にも良くありません。
シンナーは塗装作業をしていく上でなくてはならないものです。近年では環境問題が問われてくるようになってきたので水性塗料の研究開発が進んでいますが、仕上がりや作業性を優先した場合は体にも環境にも良くない有機溶剤系のものが上に立ってしまいます。
自動車を動かしている源はガソリンや軽油等ですが、それらも有機物なので体や環境に非常に悪いものです。
自動車が水を燃料として快適に動くようになれば良いと思ってもなかなかそうはいかないように塗料もそれとよく似た感じです。
危険物であるガソリンを販売するガソリンスタンドの経営を行っていくにはそれなりの資格と注意が必要なように、有機溶剤系の塗料販売に関しても同様と私は思っているのですが、無資格状態で危険な有機塗料の販売を行っているエアーブラシ関係業者もいることと思います。
たとえ資格を持っていたとしてもネットで誰にでも購入できるようにしているのはちょっと考えものだと私は思います。
万が一の場合は販売側の責任も問われてくると思うので心当たりのある業者の方は対策を考えた上で有機溶剤系塗料の販売に踏み切ってほしいと思います。
エアーブラシの持ち方
エアーブラシを簡単に説明すれば、様々な表現が可能なペン型スプレー。万能筆のようなものです。
メーカー側では、いかにペンのように近づけるかが昔からの課題となっているのですが、現在でもその研究開発は進行中です。
エアーブラシの目指すところはペン感覚。
なので持ち方もペンを持つような持ち方になってくるはずなのですが、エアーブラシの完成度がまだ不十分なためになかなかペンを持つように持てない場合も多々あります。
変な持ち方を生徒さんに向けて教えているエアブラシ教室もありますが、先生自身がペンを持つようには持てない、あるいはその持ち方では上手く操作が出来ないといった理由があるからだと思います。
メーカー側にも責任がある訳なのですが、皆が目指しているところはペン感覚であって、その考えはメーカー側も同じです。
まだまだ開発の余地が残されているエアーブラシの世界ではありますが、今後を動かしていくのはエアーブラシ作業を実際に行う私達、これからエアーブラシを始めていく人達です。
皆目指しているのはペン感覚ということだけはどうぞお忘れなくっ!