エアーブラシの成功者って、実はいない。
ですが、
その人が成功者のようにしている。
その人が成功者のように見えてしまっている。
というような感じです。
大人の塗り絵・・・
サクラクレパス、ニンテンドーDS、本、その他でこの”大人の塗り絵”という言葉が使われておりますが、結構そそる言葉ですよね?
すごく気になったので、ネットで少々調べてみました。
特許庁の電子図書館へも行ったのですが、この”大人の塗り絵”という言葉はしっかりと登録されておりました。それだけスゴイ言葉ということなんです。
私はここで何を言いたいかというと・・・
色鉛筆や筆もいいんだけど、エアーブラシを使って塗り絵をしていけばもっと上手に絵が描けますヨ!ということを皆さんに言いたいのです。
エアーブラシをやっている人の多くは下書き(トレース)をあらかじめ施してある上からエアーブラシを使って塗り絵をしている人がほとんどで、色鉛筆や筆の変わりにエアーブラシを利用しているだけなのですが、それも言わば”大人の塗り絵”。すごく似ているのではないかと思ったのです。
エアーブラシは薄く色をのせていけたり、グラデーションを上手く入れれたりするのが特徴です。 筆等ではなかなか出来なかったこともエアーブラシを使えば簡単に出来たりします。微妙なグラデーションの表現が必要となってくる人物画や風景画の空や雲を描く時なんかは特に威力を発揮します。 又、色を微妙に少しずつのせていけるという点もエアーブラシの大きな魅力で、初心者にとってはもってこいなのです。少しずつ色をのせていけば大失敗することもなく、上手な絵が上がってくるというふうになるのです。
うちのホームページをみていけばわかると思いますが、下書きが施してある上から色をのせていくのは塗り絵にしか過ぎない!エアーブラシの特徴を活かせば下書きが無くても絵が描けるようになる!絵心も自然に芽生えて来る!ということを強調しておりますが・・・
”大人の塗り絵”たる商品でまずは気軽に塗り絵を楽しんでもらい、そんな人の中からエアーブラシの世界にも入ってきてくれる方が少しでもいればありがたいと思ったのです。
サクラクレパス、ニンテンドーDS、本屋さん、他
”大人の塗り絵”という言葉を流行らせてくれてありがとう!
感謝します。
あなたが手にするエアーブラシは押しボタン式?それとも引き金式?
どちらでもいいと思うのですが・・・。
私の場合は両タイプを使い分けしております。
大きな荒い作業は引き金式トリガーアクションで楽をし、細かな繊細な作業が必要となってくるとペン感覚がとりやすい押しボタン式ダブルアクションという具合です。
しかし、プロの方でもダブルアクションという操作(押して引くという操作)を上手く操れない方が多いという現状があります。
日本人のペインターは特に引き金式派が多いのですが、その理由として日本にそのタイプが多く出回っていて、海外にそのタイプがあまり出回っていないということがあげられます。
繊細な作業となってくるとペン感覚がとりやすい押しボタン式ダブルアクションが有利となってくるので、ファインアートとなってくればそちらを持つほうがベター、しかしダブルアクションの操作を出来ない人は引き金式を持ってやることとなります。
どちらのタイプを使うにしても結果が良くなっていけばいいと思うのですが、私が皆さんに伝えたいことは、下記のようなことです。
ダブルアクションタイプ・・・
ペン感覚がとりやすいので繊細な作業には向いているが、ダブルアクションの操作に慣れる必要がある。
車で例えるならマニュアル車。ちゃんと操作しないとダメってことですが、
いきつくところはダブルアクションタイプです。
ダブルアクションタイプの操作に慣れてくると、トリガータイプで絵を描いていくことは少なくなくなっていきます。
引き金式トリガーアクションタイプ・・・
簡単操作で手は疲れは感じにくいが、ピストルのようになっているため、ペン感覚がとりづらく繊細な作業には向いていません。
車で例えるならオートマチック車。誰でも簡単に使えるが小細工を利かすには不向きです。
私の場合、ペンを持つように人差し指を上部にそえ、中指で操作レバーを引くことによってペン感覚に近づけています。
どちらのタイプも良い部分がある・・・
両タイプどちらも良い部分があります。逆に欠点もあります。
それぞれの特性を上手く使い分けできればベストだと思います。
教えているところで様々・・・
何もわからない初心者にとっては、教えているところはどこも同じと考えがちですが、そうではないのが現実です。
教える先生が得意とするタイプ、得意とするやり方で教えてしまうのは仕方のないこととは思いますが、これからエアーブラシをはじめる当人にとっては最初が肝心です!一旦クセがつくとなかなかそこからは抜けにくいですから学び先の選択には十分に注意が必要です。
最初に手にする道具やその持ち方、絵を描く手法などが違えば上達具合や将来も当然違ってくると私は考えています。
下書きなしの完全フリーハンド・・・
なぜ下書きなしで絵が描けるのか?を説明してみようと思います。
実は昔の私は下書きに頼って絵を描いていました。
でも、エアーブラシをやっていくうちにあることに気がつきました。
微量の色を少しずつ入れていけるのがエアーブラシ。
ボカシが得意なのがエアーブラシ。
薄くボケた状態から少しずつ絵を進めていけば、下書きがない状態からでも絵の位置出しをしていける!ということに気がついたのです。
ここで皆さんに言いたいことは、今のエアーブラシの世界はまだまだそんな状態だから、まだまだいけるぞ!現在一線で活躍しているペインターも勉強中。だからチャンス!と言いたいのです。
下書き無しでも上手な絵が描けるのがエアーブラシの醍醐味です。
あなたは下書きを頼りにして絵を描きたいですか?
どうせなら下書きに頼らず絵を描いていきたいと思いませんか?
下書き無しで描ければ、下書き有りでも描けるのは当然のことです。
エアーブラシだからこそ、下書きが無くても絵が描けるのです。
エアーブラシだからこそ、自然に絵心も芽生えてくるのです。
私もまだまだ勉強中の身ですが、下書きも何もないキャンバスへ自分のイメージをぶつけ、カッコ良さとかだけではなく、”心ある絵”を描いていきたい!と最近思うようになってきました。模写はともかく、自分のオリジナルとなってくると難しさを少々感じますが、単にエアーブラシを扱える技術者としてではなく、本物のエアーブラシアーティストを目指したいと思っています。
私は絵心も何も無かったけど、エアーブラシのおかげで絵心は芽生えました。それを伝えていくことで同じ考えの仲間を持つ事が出来るようになりました。これからもそんな仲間と共に立派なエアーブラシアーティストを目指していきたいと私は考えています。
絵の工程でわかってくるもの・・・
絵を進めていく工程を見ることで、トレース(写し、下書き等)があるかどうかがわかってきます。
一部分的に絵が進んだり、強いラインがいきなり描かれている場合は、あらかじめトレースが施されているという可能性が非常に高く、逆にボワーっと全体的に薄い状態から絵が進んでいく場合は、下書き無しという可能性が大です。
ある意味、ボワーっと全体に薄く描いているのも下書きのひとつ、最初の工程のひとつだと思いますが、ボワーっと薄く描けるのがエアーブラシの得意とするところなので、せっかくならそれを活かすことをすればいいのではないか?と私は思うのです。
トレース(写し、下書き等)に頼らず、絵を描いていく醍醐味を是非皆さんにも味わっていただきたいと私は思っています。
薄~く、ゆっくりと色を入れていけるのがエアーブラシの特徴。
薄くゆっくりと絵を進めていくことが出来れば大失敗することもなく、確実に絵を進めていくことが出来る!だから上手な絵が描けていくという仕組みです。
下書きに頼って絵を描いていた人は最初は戸惑いや不安を感じるかもしれませんが、下書き無しの完全フリーハンドでエアーブラシならではの快感とスリルを是非皆さんにも味わってほしいと思っています。
AIRBRUSHをエアブラシと表すのかエアーブラシと表すのか?
どちらでも良いとは思うのですが・・・
元は”AIRBRUSH”
AIR=空気 BRUSH=刷毛、筆
日本語として直訳すれば”空気の筆”。
エアーブラシ? それともエアブラシ?
どちらが本当なのでしょう・・・
ちなみにエアーブラシの世界一シェアを持つ製造元が日本にあるのですが、その製造元では”エアーブラシ”と表記しています。
老舗であるOLYMPOS(オリンポス)でも”エアーブラシ”と表記。
塗装機器で有名なアネスト岩田でも”エアーブラシ”という表記。
輸入物のエアーブラシを取り扱っているAIRTEX(エアテックス)は”エアブラシ”という表記。
TOTAL-Tでの表記はどちらかっていうと”エアーブラシ”の方なのですが、検索でヒットさせるためにホームページ内でわざと”エアブラシ”と表したりしています。
”AIR”を”エアー”って表すのか”エア”って表すのか?のどちらかで決まってくると思うのですが、調べているとどちらもあってなんか変な感じがしてきます。最終的には呼び名なんてどうでもいいやっ!ってなってきます。
TOTAL-Tとしては日本にある世界一の製造元や老舗のオリンポスが”エアーブラシ”って表しているのだから、それに見習って”エアブラシ”ではなく”エアーブラシ”。
TOTAL-Tの”T”も”ティ”ではなくて”ティー”。
なんか”ー”で伸ばしたほうが良い感じがしませんか?